『 困 惑 と 憔 悴 の 一 瞬 』

 

困惑、焦り、不安・・・・そんな嬉しくない感情が一度に集結する瞬間は
そう多くはないだろう。今回はテスト中の一瞬について取り上げてみたいと思う。
誰しも人生の全てのテストの中でさっぱりわからなかった、という経験をお持ちだろう。
特に学生時代、その中でもこと数学に関してはさっぱりわからなかった経験率が
もっとも高いと思われる。それにしてもあの瞬間というのは何度経験しても慣れない
ものである。テスト用紙を見た瞬間、言葉では言い表せない重いものが心臓を
突き上げる。シャーペンを持つ手にぬめりとした汗が湧き出ている。周りは涼しい
顔をして優雅に紙の上をシャーペンが滑っている(ような気がしている)。
このままでは名前さえまともに書くことが出来ない。まずい・・・・・・
そんな気持ちが一時間去来し続け終わってしまった方もいるのではないか。
その後というのはまさに「ヘコむ」という表現がぴったりくる。友達にも何も言えない。
そこで、このような経験を幾度となく最近も経験した管理人が虚しくテストを
終わらせず、かつ少しでも有意義に時間を過ごす方法をお教えしたいと思う。
なお、この後に記す全ては管理人が独自に考え出したものであり、馬鹿馬鹿しい
ことばかり書いてあるがどうか怒らず、笑って読んで欲しい。

まず、数学のテスト用紙を見た瞬間動きが止まってしまった場合、もうあなたは
「参った人」である。なにもわからない、困った、そのような状況から
焦りたくなる気持ちは非常に良く分かる。しかしちょっと待って欲しい。
そのような不安定な精神状態のままテストに向かってみても最悪の結果が
待っているだけである。手に汗が湧いてくるこの場合、とにかくしなければ
いけないこと、それは何もしないことである。表現がおかしいと思うかもしれないが
そのまま受け取って欲しい。つまり、シャーペンを机に置き、手を膝の上に置き、
壁あたりを見つめ、無心を作り出すのだ。名前を書くことなど後回しで良い。
時間は約一分あたりが妥当だと経験から思われる。なぜこんなことをしなければ
いけないのか、それは冷静さを取り戻す為である。貴重なテスト時間をそんなことに
使いたくない、と思うかもしれないがどうせテストはわからないのだ。分かる問題は
そう多くないのだから1分くらい何もしなくても問題はない。
そして、冷静さを取り戻した後、初めて名前を書き問題をじっくり見るのだ。
しかしこの場合も注意しなくてはならない。端からじっくり見ては決していけない。
そんなことをしたら冷静さをなくし、また一からやり直しである。問題を見る場合、とにかく
ひとまず全体を軽く見渡すことが重要である。そしてできそうな問題を見つけ出し
解くのである。数学の場合、たいていは大きい問題1、その中に(1)、(2)
などとなっている場合が多い。カッコ1などは大抵基本がわかっていれば解ける
問題が多い。そのような小さい問題を解いていくのだ。この場合、計算ミス等をしては
絶対にいけない。答えがわかる数少ないうちの一つである。時間をかけて
丁寧に解くことが重要である。
そして、出来る問題をすべて解き終わった後、気を抜いてぼけーっとしていることなど
言語道断である。そうしていることによって周りに自分がテストがまったくわからない
ということを見せびらかしてしまうことになるのだ。またこれも管理人の経験からして
テスト中ぼけーっとしているのは問題が簡単に解けた天才君よりも「参った者」である
場合がほとんどである。自分はそうではない、ということを周りにアピールしておく為
にもずっと何かを書いている方が印象としてはいいと思われる。テストの答えの
見直しの計算などがもっとも望ましいが、それが嫌な方はテストの裏にでも自分の
好きな絵でも文でもなにかをこっそり書いているべきだと管理人は思う。それを
後に消しゴムで消すことを忘れたら全て終わりであることを忘れてはいけない。
紙が汚れるじゃないか、という方もいるかもしれないが紙が汚れている方が
頑張って計算をしたように見えるものである。真っ白は逆にあやしい。
その他、どうしても答えを解き終わった後はぼーっとしていたいという方もいるかも
しれないがそのような時は、神頼みでもしていた方が少しは御利益があるかも
しれない。そういう時の為に普段からご先祖様を大切にしておくとこういう時に
助けてくれるかもしれないので、日頃の行いから気を付けているべきである。
こういう時だけに限って助けてもらいたいなどと拝むと後で天罰が下る可能性も
あるので注意しておいた方が良い。願い事も「平均点が低くなりますように」などと
悪どいことを頼むとやはりしっぺ返しが起きやすいかもしれない。
そうこうしているうちに、時間は過ぎていくものである。

さて、ここまで色々自分勝手なことを書いてきたが最終的にはテストがさっぱり
わからないことなど起きない方がよいのである。日頃の努力があれば、このような
テスト中の努力など皆無に等しく活用する理由もない。
結論から言えば、皆さんにもこのようなことを活用する機会が訪れないよう
管理人は望むばかりということである。





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